




敷地は、古くから漁師町として栄えた中土佐町久礼。国の重要文化的景観にも選定されているこの町に、景観と馴染む雄大な切妻屋根の平屋の住宅を計画した。 リビングとダイニング、キッチン空間は、天井高3mのゆったりとした空間とし、幅4.5m、高さ2.1mの大開口を設け、ウッドデッキ、庭と一体になった開放感を体感できように考えた。建具は木製建具の引き分けで外壁内部に収納されるようになっている。キャンプやサーフィンが趣味のクライアントに合わせ、建具を開け放てばまるで屋外にいるような家にしたいと考えた。また駐車場に直結した広い土間収納を計画し、キャンプ道具やサーフボードを収納しやすい動線計画としている。脱衣所には、ルーバー越しに天窓を設け、明るい空間とし、洗濯物を干すスペースにもなっている。この家の空調設備は、平屋に有効な小屋裏・床下エアコンを採用した。夏は小屋裏から各部屋に冷房の風が送られ、冬は床下に吹き込まれた暖房の空気が、各部屋の吹き出し口から上がってくる仕組みとなっている。
