
PROJECT MEMBER
DATA
- ビルディングタイプ
- 幼稚園・認定子ども園・保育所
- 構造
- 鉄骨造
- 工事種別
- 新築
- 延べ床面積
- 1219.04㎡
- 竣工
- 2024-03
CREDIT
- 設計
- さくら建築設計株式会社
- 担当者
- 玉野 和之
- 施工
- 2024年3月
- 構造設計
- 鉄骨造
- 撮影
- 山口 正人
計画地は工場が立ち並ぶ準工業地域に位置しており、何処となく無機質な環境が広がっていました。このため、園舎ができることで周囲に潤いを与えるように積み木を積み上げたような柔らかなファサードとしています。 また、元々金属工場があった敷地を分割し、旗竿状の集合住宅用地と余った敷地を保育園用地としたため、限られた面積の中で園の環境を整える必要がありました。 そこで配置計画では、周辺の工場に対して閉じた形状を保ちながら、陽当たりの良い東側に園庭を設け、園舎はその園庭をコの字型に囲むように配置することで豊かな保育環境を確保しています。 園舎は保育室を三層に積み上げ、屋外テラスや屋外階段を設けて立体的な回遊動線を持たせ、遊具のような魅力を持つデザインとすることで園児のアクティビティーを誘発させています。 外構計画では、前面道路が狭く歩道がないため、園児の安全を考慮したアプローチを設け、前面道路からの十分な離隔を取って園舎を配置し、ファサードを象徴的に魅せています。 さらに、計画地の南側には園児の活動の場となる小さなビオトープを設け、隣地の集合住宅に安らぎを提供しています。