NOT A PIZZA

ビルディングタイプ
レストラン
1
272
日本 東京都

PROJECT MEMBER

DATA

CREDIT

  • 設計
    株式会社FiG
  • 担当者
    長谷川裕也
  • 施工
    Henderson
  • 撮影
    Shin Inaba

-Inheritance(継承)- プロジェクト開始当初、オーナーから”ブルックリンを感じる空間で、決められた様式・メニューでは無いピッツェリアを創りたい”と伺った。 祐天寺駅通りに面する地であるため、主役となる薪窯は誰もが目に入る入口側に設置した。揺らぐ炎、オープンキッチンの活気、そのシズル感に沿うようにアールのカウンターが伸び、賑わいが溢れ出すテラス席、L字の敷地の奥にはベンチソファ席を配した。 シンプルな素材選定を行いつつ、塗潰したブリックやアイアン、鉄管を用いてブルックリンを感じる要素を取り込んでゆく。 大きく広がるソファバックの背面と天井は、前店舗が残置していた軽量鉄骨を間接照明で照らしてそのまま露出させた。 だが俗に言う”ブルックリンスタイル”とは90年代、工業地区であったブルックリンに感度の高い若者やアーティストが倉庫や工場、アパートを改装して移住した事から、 剥出しの天井や壁、工業的な雰囲気やヴィンテージ感がイメージとして根付いたとされるが、その本質は”過度な装飾を行わない等身大の空間であること”や、”空間を敬い、流れてきた時間を受継いでいくこと”だと考えた。 解体中、入口近くにこれまで建物を支えてきた一本の構造柱が出てきたが、あえてそのままの姿で店名と交差させている。 流れてきた時間を敬い、継承することで、オーナーの想いを具現化した、この場所ならではのオリジナリティへと繋がった。 これまで経てきた時間に、ここで新たに紡がれる時間が加わっていく。

物件所在地

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