
補足資料

PROJECT MEMBER
DATA
- ビルディングタイプ
- 幼稚園・認定子ども園・保育所
- 構造
- 鉄骨造
- 工事種別
- 新築
- 延べ床面積
- 1264㎡
- 竣工
- 2020-03
CREDIT
- 撮影
- 河田 弘樹
- 設計
- 永江建築設計事務所
- 担当者
- 永江光次
- ランドスケープ
- フェードイン
明石市にある歴史あるお寺の境内に立つ保育園の建替計画である。 境内には文化財指定の本堂や塔跡があり、歴史が身近に感じられる環境である。 保育園の敷地は、南北に約80mと長く、お寺の本堂が存する南側敷地と旧園舎が建つ北側敷地は、高さ1.5mの擁壁で分断されていた。また、保育園は休むことができないため、園を運営しながらの建替計画が求められた。 そこで、先行して南側敷地に保育室棟を建設し、園の引越を行い、次に北側敷地の旧園舎を解体、遊戯室・事務棟を整備する計画とした。1.5mという敷地の高低差を活かし、両棟の中央に階段室を配置し、踊り場で繋がるスキップフロアの構成とした。空間を立体的に使うことで、本堂のある園庭から明石海峡大橋が望める屋上園庭までの5層が連続し、身近に感じられる。 保育室棟の西側は本堂・塔跡に囲まれた遺跡エリアに広がるはらっぱの園庭、東側には芝生のマウンドや砂場、遊具等、変化に富んだ園庭を配した。性格の異なる2つの庭に囲まれて、ランチルーム、保育室を配置することで、どの部屋からも緑が近い保育環境を実現した。