aperitio ~親和する風景~

ビルディングタイプ
戸建住宅

補足資料

aperitio 2023 ~親和する風景~
その他
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DATA

CREDIT

  • 撮影
    Tomonao Nagasaka
  • 設計
    Tomohiro Araki
  • 担当者
    Masako Hayasi
  • 施工
    REPLUS Co.,Ltd
  • 構造設計
    Nobuhumi Hasagawa

本建築物は鳥取県北部の日本海(国定公園ジオパーク)に面した敷地に建てられた住宅である。木造平屋建てとすることで、軒を低く抑え周辺環境になじむことができるように配慮している。室内に居ながら外部環境との親和性を重要視し、 光、風、音、景色のどの周辺環境も最大限取り入れることをテーマとしており、外観はシンプルとすることでシンボルリックになりすぎず、かつ飽きの来ない意匠を心がけた。海に面した風の強い北面は、屋根と同一のガルバリウム鋼板とすることで、メンテナンスと意匠性を両立させている。 西面に配置した玄関ドアを建物外壁よりセットバックし、取り付け方位を考慮することで風の影響を最小限としている。 南面には多くの開口部を設けることにより十分な採光と通風を確保し、外部に配置したアウトリビングと一体に利用できるとともに優れた借景を室内に取り込んでいる。これにより室内外で日々の四季の移ろいを感じることができる。 南側水下の屋根樋はレスとすることで、軒先を細く見せていることと、雨の日には屋根材の規則性に沿って落ちる雨をウォーターカーテンとすることで、雨音が織りなす慕情を演出している。 この南側に配置したアウトリビングは、玄関アプローチと連続しているように見えるが、ガラスで仕切られており解放感(抜け感)と防犯性を両立させている。 北側にはハイサイドライト、南側に大開口と深い軒という建築のセオリー通りではあるがデザインしすぎず周辺環境になじむ建築物としている。 室内は別荘を思わせるインテリアとしながらも、空間自体はシンプルな構成としている。玄関ホールを抜けて室内に入ると奥行11mのリビングダイニングが広がる。ここをパブリックゾーンとすることで、日常の疲れを癒す空間・来客をもてなす空間と様々なシーンに対応することができる。 パブリックゾーンの中心であるリビングダイニングは吹き抜けとし、キッチン天井との高低差を与えることにより面積以上の解放感を感じることができる。 LDK勾配天井は杉板張りとし、アウトリビング天井と同一とすることで、開口部ガラスで区画されながらも内外を伸びやかにつなぐ解放感あふれる空間とした。 天井照明はデザインノイズとなるのを防ぐ為に極力排除し、開口部のカーテンBOX照明とフロアランプ、ペンダントランプのみと最小限にとどめている。 必要な場所に適切な照度をバランスよく配置することにより室内空間に明かりだまりをつくり豊かな陰翳を作り出している。 パブリックゾーンは、主寝室~クローゼット~ドライエリア~洗面・浴室を回遊動線とすることで、日常生活に配慮した機能性かつ合理性の高い空間構成としている。このようにパブリックゾーンとプライベートゾーンを明確に区画することで生活感を感じさせない、伸びやかに開放する”別荘”のような邸宅とすることに成功した。

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