
PROJECT MEMBER
現在、乱立が目立つシェアオフィスの先駆けとして、2013年よりスタートしたシェアオフィス。 働くことは一様ではない。 集中して働く、外部の人を呼ぶミーティング、WEB会議、気分転換のコーヒー、顔見知りとの雑談、本来仕事と言ってよいのかわからないことまで含めて働くことの一部であるように思う。 faroでは、「働く」「集う」「食べる」「学ぶ」「遊ぶ」 様々なコンテンツが響き合う、楽しく・豊かにはたらくをカタチにしたクリエイティブワークプレイスという運営コンセプトを作り出した。 建物も同様に限定された部屋の専有だけではなく、食堂、ギャラリー、ルーフテラス、ラウンジと自由に利用できる場所を用意することで、一般的なオフィスでは交わることないもの同士に繋がりが生まれるような構成とした。 リズムがあるような窓と炭化処理木材と亜鉛メッキのルーバーのファサード。 内装では古材、デンマークから輸入したドアや家具、自社で制作したシャンデリアはラウンジのシンボルとなっている。 日進月歩でデザインや設備の良いシェアオフィスは多々存在するかもしれないが、人気の耐えないシェアオフィスの本当の価値は、このような程よい距離感を持った環境で育まれるコミュニティーに存在するのかもしれない。