
補足資料






PROJECT MEMBER
Woodberry coffeeさんとは3店舗目となる鎌倉店。 1店舗目の計画時に、全店共通のコンセプトとして「日常に溶け込んだコーヒー屋さん」を立てました。 店舗が増えていくにつれ、オーナーの顔は見えなくとも、あたたかさや優しさなど人柄を感じられるような店舗で、地域の日常に寄り添った親しみやすい空間を作っていこうと決めていました。 今回の鎌倉店では、「街のリビング」をデザインコンセプトに掲げ、毎日居てしまう居心地の良いリビングのような空間をイメージしました。 観光客の多い鎌倉由比ヶ浜エリアですが、住んでいる地元の方々にとっての日常になるよう計画しました。 今回の物件は居抜きのため、厨房区画や設備はそのまま生かし、ブランドの見せ場となるコーヒーカウンターを新たに作り込み、客席は全体的に表層改装をしていきました。 L型形状の区画を生かし、様々日常に寄り添ったゾーニングを計画し、入り口付近のコーヒーカウンター中心の「コーヒーエリア」、明るくカジュアルに使用できる「カフェエリア」、キッチンの活気を感じながらしっかり食事できる「ダイニングエリア」、ゆっくりと落ち着いて過ごせる「コンフォートエリア」の4エリアを設定しました。 コーヒー・カフェエリアでは明るくラフな素材感でまとめ、変形の一枚板なども使っています。 ダイニング・コンフォートエリアでは、木・タイルの色もトーンを落とし、真鍮やマーブルなどの艶っぽさも加えました。 アール形状のベンチで構成することで、重厚感もありつつ手前エリアに感じられる柔らかさも感じられるよう計画しました。 部分的に竹のパネルを使用するなど、さりげなく日本・鎌倉らしさも織り交ぜています。