KOTO

ビルディングタイプ
レストラン
7
494
オーストラリア Australian Capital Territory

補足資料

平面プラン
図面

PROJECT MEMBER

DATA

CREDIT

  • 撮影
    Rohan Venn
  • 設計
    odd
  • 担当者
    岡本慶三 / 出口勉 / 胡那
  • 施工
    Adam Elchakak Kadr Group
  • ランドスケープ
    SHINYA UEDA

オーストラリアの首都キャンベラ、旧国会議事堂と現国会議事堂があるThe National Triangleの中にある半世紀近く前に日本人の建築家が設計したレストラン建築(The Lobby building)を日本料理のレストランに改修するプロジェクトです。この建物は、オーストラリアの政治家やジャーナリストの交流の場として使われ、様々な政治的歴史事件や時にはスキャンダルが生まれた、とても重要な建築物です。エネルギーに満ちた交流の場の再生するプロジェクトの一環として、私たちは日本料理 事KOTOを設計することとなりました。 まず印象的なのは、この建築が正方形でシンメトリーであり寺社仏閣建築のように入口も中心軸線上にあり、とても象徴的な建築でした。私たちはこの力強い建築物に対して、内観と外観の整合性を合わせるために、レストランのメインである寿司カウンターを中心部分のおき、その周りを客席が取り囲むようになシンメトリーなプランニングをしました。そうすることで、日本庭園を抜けて入口のドアを開けると、寿司カウンターを背景にゲストを迎えるという儀式的な要素を感じることができる動線計画をしました。 既存の天井は保存し、その他は様々な黒の素材で統一しました。それは既存天井を浮きだたせ現存建築への敬意の表現であり、またその黒の素材は光を通して、豊富な表情を空間に与えてくれています。大胆さと精密さが共存しこの象徴的な力強い建築にとてもふさわしい空間になっています。 この50年前の歴史的建築が、私たちのデザインを通じて和のレストランとして生まれ変わり、新しい活気のある交流の場として、次の半世紀政治家をはじめ多くの人の新しい歴史を刻む場所になることを願っています。

物件所在地

7