
補足資料

PROJECT MEMBER
DATA
- ビルディングタイプ
- その他オフィス・企業施設
- 構造
- 木造
- 工事種別
- 新築
- 延べ床面積
- 129.9㎡
- 竣工
- 2023-12
CREDIT
- 撮影
- 良知慎也 / 磯村拓哉
- 設計
- REIVER一級建築士事務所 / 古川智望
- 担当者
- 鈴木智博
- 施工
- 富士峰建設
- 構造設計
- 川田知典構造設計
地域とつながり交流を生む拠点 静岡県沼津市の土木工事、造園工事を主に扱う建設会社の事務所兼用住宅である。 1階はラウンジ兼用のワークスペース、レセプションと水回り、2階には従業員のリラクゼーションルーム、プライベートエリアを配置している。 建物のボリューム、配置は、向かいにある倉庫として使用している既存社屋との連携と、地域に開かれた大きなラウンジが道路に面するように検討した。 外観を印象付ける大庇は東、南、北面に連続していて、それぞれの用途に合わせて奥行きの異なるものとしている。 東側は間口の大きな建具を解放することでラウンジと大きな軒下空間を一体的に利用したイベントの開催や、仕事で使用する機材のメンテナンスなど様々な利用を受け止められるよう、奥行きの深い庇とした。 南側には小道を挟み桜並木があり、屋内から連続するベンチに腰掛けることで、桜を眺めながら休憩できる空間を、北側には室外機などの機械置き場となっているため、簡易に雨を防ぐ程度の空間をそれぞれ庇の奥行きを調整して実現している。 庇下の外装材、ベンチは内部と連続させることで内外の境界を曖昧にし、外部が内部に入り込むようなデザインとした。ラウンジは無梁の大きな吹抜けとし、2階のリラクゼーションルームと連続することで風が抜ける、外部のような広がりをもつ開放的な空間とした。 オーナーは土木工事などの業務の一方で、まちづくりに積極的に関わり、多くの人々との繋がりがあるため、地域の方が入りやすい交流の場として、にぎやかな風景を生み出すことを目指す設計とした。