SUGIKI in HILTON

ビルディングタイプ
レストラン
4
233
中華人民共和国 Jiang Su Sheng

補足資料

平面プラン
図面

PROJECT MEMBER

DATA

CREDIT

  • 撮影
    锐景摄影
  • 設計
    odd
  • 担当者
    岡本慶三 / 出口勉 / 曹博
  • 施工
    江苏竜縁建設工程有限公司

海外の日本料理屋のような文化色の強いプロジェクトにおいて、現地の文化や慣習を融合させながら設計を行うことは不可欠である。現地民が思う”日本的”と実際の日本には大きな差があり、そこの間を埋めていきながら設計をする行為は、両文化を理解する楽しさがある。その多文化の融合により新しいデザインが生まれる。 今回のこの日本料理屋では、障子という日本代表的な和室の要素を様々な形に変えて空間を設計していきました。 障子とは本来ガラス窓の代わりに風や視線を防ぎながら室内の明るさを確保する建具である。今回この建具を主に3種類の異なる作り方で表現した。  1つ目は和紙を立体的に編み込むような建具。前後を互い違いに差し込むとこで立体的になり、光陰の変化を楽しむことができる。また前後幅を大きくすることで日本酒のディスプレイにも発展させた。2つ目は透過性のあるアルミニウム発泡体を利用した建具、発泡体の粒子の大きさそして厚みをコントロールすることにより、表面に孔が現れ、透過性がでる。またこの材料の表面が粗く光を当て込んだ時に豊かな表情をみせてくれる。そして レーザーカットステンレスフレームの建具である。2重にして間にライティングを仕込むことで建具自体にレイヤー感を作ることで、透過性と建具自体の存在感を両立することができた。 このように、私たちは伝統文化に異文化の理解を加えることで新しい日本文化の対しての理解を深め、新しい手法として空間をデザインをし続けていきたいと思う。

物件所在地

4