
補足資料

PROJECT MEMBER
DATA
- ビルディングタイプ
- 税務署・警察署・保健所・消防署
- 構造
- 鉄骨造
- 工事種別
- 新築
- 延べ床面積
- 96.77㎡
- 竣工
- 2023-02
CREDIT
- 撮影
- Joaquín Mosquera [idearch]
- 設計
- 現代設計株式会社
- 担当者
- 村重盛紀
この交番は駅前広場を取り囲むビル群、雑多な環境と調和しながらも、その存在がはっきりと視認・知覚されなければならないという、相反する条件のもとに計画された。 狭小敷地における交番機能の確保はもちろん、地域性や景観状況を踏まえ、①視認性を確保するために無装飾・無彩色の壁面とし、②周囲の景観に共通する矩形のボリュームを用い、③生地問屋の繊維街を想起させる線的、編物的な要素を取り込んだ設計となっている。 ゆらぎのある形状を表面に施したアルミ製ルーバーや、リブ高さやピッチが異なる押出成形セメント板を外装に用いて近似色・同色に仕上げた。成形板は複数のパネルをランダムに組合せることで、太陽の運行に応じて建物の陰影が変化し、遠景、近景においても異なる表情となる。 着手から長期に渡る幾度かの変遷を経て、駅前ロータリーの小島に極小の交番が生まれた。
