
補足資料

PROJECT MEMBER
池尻大橋に古くから愛されていた大橋会館を複合用途としてリノベーションした計画。五階のホテルの一部に貸し切りサウナを設計した。サウナは2,3階のオフィスや4,5階のホテルの利用者だけでなく地域住民も利用できることから、大橋会館を象徴するような空間を求められた。mastでは周辺のサウナ施設や混浴時間貸しサウナの制度設計をリサーチから、サウナとしての機能設計、空間設計まで一貫して業務を行った。27㎡の空間をサウナ空間と整い空間に分節するために左官で丁寧に仕上げられた円弧壁を挿入し、サウナ・水風呂のスペースと整うためのスペースとの両者が対比的な印象となる空間構成を用いた。サウナ空間は暗く最大4名がくつろげる二畳の空間、シャワーで汗を流してから縦向きに体を沈めた先には植物と窓からの光が見える、都心とは思えないような理想のサウナ体験ができる。ととのうためのの空間は北側の目黒川からの光と風が通り、KankyoRecordsのアンビエント音楽と匂いに満ち、丁寧に設計した家具とディテールで上質な住居のような空間を目指した。