
PROJECT MEMBER
三重県桑名市にある某企業様の営業所改修プロジェクトになります。 平屋建ての切妻屋根の建物で、外壁はガルバリウム波板、窓開口も必要最低限で、天井も2.6m程度と一般的な工場事務所の建物です。 まず設計計画としては、基盤となる構造は変更せず一度スケルトンに解体し、間取りを変更していく方針で進めました。既存の建物では、立地条件が良いものの、南側に水廻りや倉庫などが配置計画されており、閉鎖的な印象があったため、そのエリアにはメインとなる事務スペースを配置することに。日当たりも良く風通しも良いように、大開口の窓を設置。また内部フロアの延長をするように、外部デッキを間口いっぱい設けました。そして元々天井懐が高かったこともあり、そのまま余剰空間としておくのではなく、勾配天井とすることで開放感のある広々とした事務スペース仕様に変更しました。 住宅などでは普段取り入れる機会はありませんが、今回はフェイクグリーンを採用。メンテナンスを重視かつ空間に温か味のあるアクセントとして壁面緑化を採用しました。 水廻りや更衣室、倉庫などは、隣家のある北東側に集約し、動線計画としてまとめています。 その他の会議室や人の出入りが多い収納スペースなども、エントランスから来客者がアクセスしやすくなるよう配置検討しました。