
PROJECT MEMBER
市の東部を縦断する都市計画道路工事により 除外された約60坪の三角形の敷地に設計した住宅です。 敷地を有効活用するため建物の形状は12角形を基調に放射状に広がるデザインとしました。 周辺環境は商業施設やスクラップ工場、住宅密集地で交通量の多い道路に面しているため 騒音や外部からの視線を感じる方向には開口部を設けずプライバシーを確保。 2階リビング・ダイニングスペースの南側(幅員22m道路)には大開口を設け視線が空へと抜ける開放感のある空間としました。 放射状の壁を繋ぐ外部の庇があることで夏の日差しを遮り、冬は日差しが部屋の奥まで入り込みタイルに蓄熱することで快適に過ごすことが可能です。 また春から秋にかけては街路樹が生い茂り、四季の移ろいを楽しむことができます。 外構は周囲に圧迫感を与えないようフェンスは設けず、 施主が休日の合間に趣味のガーデニングでコツコツと岩を積み、暮らしを楽しみながら少しずつ施工しています。
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