coffea SHED Columbia Circle Store

ビルディングタイプ
カフェ
8
770
中華人民共和国 Shang Hai Shi

DATA

CREDIT

  • 撮影
    朱潤資 / 堀越圭晋/SS
  • 設計
    株式会社小大建築設計事務所
  • 担当者
    小嶋伸也 / 小嶋綾香 / 北上紘太郎 / 黄永順 / 羅伊
  • 施工
    上海蕊宝建築装飾工程有限公司

敷地は上生新所(COLUMBIA CIRCLE)の3号館に位置しています。 租界時代に“コロンビア・カントリークラブ”として上海に住んでいた欧米人達のレジャースポットとして利用されていた場所が、2018年OMAによりリノベーションデザインされ、“COLUMBIA CIRCLE”として新たにオープンしました。 coffea SHEDは農業を原点とし、住民の生活の集いの場、そして広場や地域に開かれた居場所になることを願って作られたプラットホームです。雲南省のコーヒー関連商品の販売や農業関連の商品が販売されます。 店名にも入っているSHEDは棚という雲南地方の農場に見られる農業小屋の意味です。 屋根と、それを支える木の柱だけの非常にシンプルな構造で簡易的な建築ではあるものの、その小屋の下で農作業の疲れを癒し、おしゃべりをしている何気ないゆったりとした時間は、都心にはない心地よい体験でした。 大らかで開いた空間こそが、都市部の消費者と農作物(コーヒーなど)をつなぐプラットフォームになり得ると考えました。 おおらかな’屋根の下’のデザインには、農業の倉庫などでよく使われる金属折板を採用しました。加工が容易なこの板に、照明とスプリンクラー等の消防設備を融合させています。凹凸の隙間に蛍光灯を入れ、金属折板を指示する梁にはライティングレールを仕込むことで可変的なディスプレイレイアウトにも柔軟に対応する天井デザインを実現しました。 また、外部の広場の床に使われている花崗岩と同様の素材を室内にも延長させることで内外の境界を最大限なくそうと試みました。 建物と裏手のマンションの間に小さな裏庭は改修前のものをそのまま残しています。コーヒーSHEDと「小屋」の要素を通して、広場と裏庭がつながることを意識しました。 室内も裏庭に面しており、日差しがとても明るく、植物の生命力に誘われて屋外に出たり、小屋の下でちょっとした時間を過ごしたりすることもできます。 噴水広場に面した建物は以前は閉鎖的なファサードでした。’大きな棚’が外側に広がることで、広場と風景が室内にも広がり、人々がさまざまな方向から自由にこの屋根の下に集うのではないでしょうか。

物件所在地

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