PROJECT MEMBER
敷地は工場や倉庫と住宅が混在する場所にあり、隣地には高さのボリュームのある倉庫が建っており、圧迫感を感じた。ここに夫婦と子供3人の住まう住宅を考えた。 東と東南にある倉庫は高さがあり、日照があまり期待できない状況であった。また住宅地の一角と言うことも有り眺望も期待できない為、建物を北・東・南に寄せ中庭を取るセミコートハウス形式の計画とした。日照の期待できる場所をリビング・ダイニング(主室)・中庭を中心として色々な心地の良い居場所を設計した。主室の南側には全開口できる開口として中庭・デッキと繋がり、またリビングは大きな吹抜けを持ち2階へ上がる階段には、TVボードや収納・本棚の機能を付加し、階段で読書を楽しんだり2階の書斎コーナーで子供たちが勉強したりと空間の連続性が持てるようにしている。機能を付加した階段の1階部分(階段下の部分)には、奥様の趣味である縫物が出来る籠れるスペースとしている。外観は、単純な切妻屋根と玄関部分(平屋部分)の下屋根、外壁の焼杉板と白い壁にすることにより民家の様な構成として、新しくもあり懐かしくもあるような風景を思い描いた。 柔らかな光の入る主室は、おおらかで心地よい居場所をやさしく包み込み、家族とのつながりを創りだす。中庭で木々を愛でながら大らかに過ごすことのできる住宅となった。