今里の家

ビルディングタイプ
戸建住宅

補足資料

鉄骨ハネダシバルコニー検討スケッチ
コンセプトイメージ
模型写真(外観)
模型写真
模型写真(外観)
模型写真
模型写真(2F)
模型写真
模型写真(リビング)
模型写真

DATA

CREDIT

  • 撮影
    ニュートラル写真事務所
  • 設計
    ニュートラル建築設計事務所
  • 担当者
    山形 学

大阪の市街地、準工業地域・準防火地域に建つ木造3階建ての住宅です。 敷地面積約60㎡、北側の道路と大型パチンコ店、その他3方を建物で囲まれた条件の中、1階に広い工房、2~3階に明るくて落ち着きのある居住スペースを計画しました。 工房に大型の加工機械を設置するため、1階の天井は約3.7mとかなり高めに設定。2~3階は階高を抑えながら、屋根勾配を利用した開放的な内部空間として道路斜線制限をクリアしています。 また今回の内装施工は主に建主自らが行い、仕上げをラフに、階段も軽快に、木の素材そのままをあらわして完成させたいという希望であったので、外壁を耐火構造にして内部の防火規定を無くす「木造ロ準耐」というルートで法規制を満たしています。 外壁内外に重厚なボードを2重に貼るという耐火構造の仕様が、通常以上の気密性と遮音効果を持つため、近隣への作業音を低減させることにも役に立っています。 2階には鉄骨で1.5m持ち出したバルコニーを設置。しっかり目隠し板を付けて、カーテンレスの明るく開放的なLDKになりました。バルコニーの床はエキスパンドメタルで製作し、防水工事や日々の清掃、将来的なメンテナンスを省略しています。 建主自らが自由に手を加え、訪れる度に進化しているようで、その発見がとても楽しみな家になりました。

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