




広がりをシェアするアイラッシュブース 完全予約制のアイラッシュサロンの計画。店名のBEDには施術中にリラックスして眠れるようなサービスを提供したいという思いがある。その世界観を表現するロゴは同じオーナーの経営するサロンLAND.と同じくイラストレーターのYu Nagaba氏に依頼した。 限られた面積に席数を確保し、各ベッドのプライバシーを守りつつ圧迫感なくリラックスして眠れるような空間を実現するという課題があった。その両方を成立させるためオリジナルの仕切りを考案した。 仕切りは片面のみに薄い板を貼った表裏を持つパネルで構成した。パネルを交差して抜けを作りながら構造的に組み上げ、プライバシーを確保すると同時に視線の抜けを作り、無意識に隣のブースと広がりがシェアされるようにした。 圧迫感を更に減らすため、床面に固定する下側のパネルは床の仕上げと同色に塗装し、上へと積み上げるパネルが相対的に軽く感じられるよう調整している。パネルは上下を表裏に構成しているため、店内を移動するごとに表裏が連続して変化し、空間の表情を印象付ける。 北側の窓は大きなものだったが、外からの視線を遮る必要から、北側全面を特殊なカーテンで覆っている。南側のエントランスから見た際、このカーテンが柔らかく光る背景となる。これにより仕切りの抜け感がより際立ち、そこから光が廻る。適度に仕切られた各ブースは心地よく眠れるようなものとなったのではないかと思う。

