
補足資料








PROJECT MEMBER
CREDIT
- 撮影
- Boan Jin
- 設計
- OPEN Architecture
- 担当者
- Principals in Charge: Li Hu, Huang Wenjing / Project Team: Daijiro Nakayama, Ye Qing, Shi Bingjie, Hu Boji, Crystal Kwan, Jia ke, Lin Jingran, Liu Xiaoyang, Lu Di, Giovanni Zorzi, Jia Han, Lv Haihan, Wei Zihao, Wang Erdan, Zhang Ziyao, Yao Xiaolan, Wu Yazhe, Liu Xing, Xu Yuan, Wang Liwen
- 施工
- Dagu
- 照明設計
- LPA
2018年にOPENは北京中心部に建設中の商業複合施設を芸術センターに生まれかえるプロジェクトを得た。既に始まっていた建設の継続と並行して、OPENは建物の機能やインテリアをすべて新しく設計し直すことを求められた。 既に建設されたものを作り直すような無駄を最小限に抑えつつ、またファサードや構造の大きな変更を出さないよう注意しながら室内空間の再構成を試みた。複雑に設計されていた商業空間とシネコンは、アート空間、パフォーマンス、ワークショップ、アートショップ、そして多目的イベントスペースが相互に連携した場所に作り変えられた。 都市生活/活動とアートがより近くに感じられ、開かれた雰囲気がより広がりのある人との関係が生まれてくることを意図している。また、この新しい建物が、現代アートの多様な形式を生み出す装置となり得る空間、施設を目指している。 建設期間が長く、社会や経済状況の変化、またそれに伴うクライアントのニーズの変化に遭遇するプロジェクトは少なくないが、OPENとしては稀な機会である。また複雑な元設計からの変更、環境負荷、無駄の低減をクリアしつつ、建物の使われ方の新しい可能性を模索するのは挑戦しがいのある経験だった。 しかし、Covid拡散時と重なり先が読めない建設の遅れや経済的困難から、包括的なリノベーションデザインの一部、ロビーと主要な通路空間のみ完成した。ギャラリー等の空間は簡単に作り置かれることになった。設計者としてとても残念な結果だが、都市機能のリノベーションというコンテクストから、意義あるイノベーティブな実験ができたと感じる。