JINS そよら金剛

ビルディングタイプ
アパレル・雑貨
4
185
日本 大阪府

補足資料

PLAN
図面

DATA

CREDIT

  • 撮影
    ToLoLo studio
  • 設計
    2id Architects
  • 担当者
    岡田宰 / 石垣直将
  • 施工
    K's Project
  • 照明計画
    DAIKO
  • 植栽計画
    緑演舎

本計画は、大阪東南部の大阪狭山市に位置する、アイウエアブランド JINS のロードサイド店舗の設計である。 地域に根ざした都市型ショッピングセンター(SC)内に計画された本プロジェクトでは、全国展開するブランド店舗でありながら、地域性を取り込み、画一性からの脱却が求められた。 この店舗では、ブランドとして守るべき「秩序」と、地域を散策する際に思いがけない発見を楽しめる「無秩序」が共存する空間デザインを目指した。 他の店舗と同様にユニット化された商品構成は維持しつつ、店内を自由に動き回れる回遊性の高い空間を実現した。
850角の正方形グリッドに合わせた什器配置により、全体の秩序を保ちながらも、方向性のないレイアウトにすることで、視線が変わるたびに新たな商品との出会いが生まれる、発見に満ちた購買体験を提供する。 中央什器は、大小2つのサイズと3種類の高さを組み合わせ、ランダム性を持たせた。一方、足元の高さを揃えて什器を浮かせることで、軽やかな回遊性と空間全体の動きを生み出している。さらに、店舗中央に取り付けられた大きな丸が3つ連なる特注照明は、ランダムに配置された什器の無秩序さとのバランスを整え、連続性のある空間を演出する役割を担っている。 什器の素材には、カジュアルに商品と触れ合えるよう、一般的にも馴染みのあるOSB合板を採用。OSB合板特有の風合いが、画一性を避け、街のような賑わいと多様性を表現している。 地域とブランド、秩序と無秩序が交差するこの空間デザインは、JINSの新たなロードサイド店舗の可能性を示している。地域に溶け込み、訪れる人々に新しい発見と驚きを提供する、そんな場を目指した。

物件所在地

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