
PROJECT MEMBER
シズル感を表現する素材と料理の関係性 ひときわ目を引くふんわりと優しく灯った外部照明が足を止めさせ、 ふらっと店内へ足を踏み入れたくなる。 やきとん店がひしめく椎名町で、独立開業されるお二人の勝負のお店 沢山のお打ち合わせをしていく中で本当に美味しいものを出そうとしている姿勢がとても伝わってきた。 その熱意に応えるため、どのような店内がふさわしいのか、どのような客層に、どのような料理を、どのような方法で提供するか。 一緒にワクワクしながら、早くOPENしたいねと言い合いながら詳細を詰めていった。 マテリアルやレイアウトから伝える美味しさの表現 悩み抜いた末に行き着いた結論は、私の得意とする木材やタイルなどの無機物と有機物との調和、そして照明で温かみのある演出を加えた店内。 お二人の優しい人柄の雰囲気と拘りの焼きとんをイメージした空間である。 店内に入ると、劇場型のカウンターを主体に、テーブル席がぐるりと囲む構成。お一人様からご家族までが利用でき、椎名町の雰囲気に合ったレイアウトで、どの席からもメインの焼き場が感じられる臨場感ある空間とした。