
補足資料

PROJECT MEMBER
「天竜林業の拠点として天竜材の価値を高める象徴的な木造施設」を求めるプロポーザルに対し、400平米弱の平家という規模でもあり、木造の軽やかな美しさを際立たせ、住宅や小さな店舗、事務所などにも使いやすいようなデザインとすることで、本施設が参考とされて、多くの天竜材を美しく生かした建築や住宅が作られることにつながると考えた。10m四方の無柱空間と両側面の全面開口という開放的な空間を細身なトラスの木構造を内装的に見せながら実現することで木造「でなければ」という建築を目指した。 全て製材とし、化粧柱や梁には杉の芯去の良材(一部は並材として比較できるようにした)外部デッキには杉の赤身を使い、その良さや耐久性が生きるようなスッキリ、あっさりとしたデザインを敢えて追求した。そのようにすれば、森林や地元業者に多くのお金が戻り、未来に健全な環境が残すことができると考える。
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