認定こども園 らみどり

ビルディングタイプ
幼稚園・認定子ども園・保育所

補足資料

断面パース 阿武隈の丘を生かした構成
図面
阿武隈の丘を取り囲む配置
図面
構造アクソメ図
ダイアグラム
構造ダイヤグラム
ダイアグラム

DATA

CREDIT

  • 撮影
    早川真介 / 村越としや
  • 設計
    はりゅうウッドスタジオ
  • 担当者
    滑田崇志 / 斉藤光
  • 施工
    王子建設株式会社
  • 構造設計
    田口雅一 TAPS建築構造計画事務所
  • ランドスケープ
    ランドスケープむら 德永 哲
  • 設備設計
    zo設計室 柿沼整三
  • 照明デザイン
    ぼんぼり光環境計画
  • 園庭ワークショップ
    園庭研究所 石田佳織

須賀川市の中心部、丘陵地に建つこども園のプロジェクトである。 施主である事業者から、自然を生かした森のようちえんのような保育環 境をつくりたいという意向があり、隣接する翠ヶ丘公園の緑塊と連続し、 かつてあった里山を再生するこども園にしたいと考えた。園庭の使い方 については、職員や地域の方と何度かワークショップを行なって意識の 共有をもつことにした。 既存の 10 本の桜の巨木を残し、屋根は丘の地形に寄り添うような S 字 カーブを描き、一つ一つの保育室の家を象徴するように家形の屋根形状 としている。 園庭を囲い込むように配置した縁側は、保育室と園庭の中間領域とな り、園庭や外部環境に自然と意識が向くように意図した。道路側の妻面 については壁で閉じず、保育室を通してこども園の雰囲気が伝わること で、地域に受け入れてもらえるような計画とした。 構造については、保育室の壁は縦ログ構法とし、3,4m の地域材で組み 上げた家形屋根の登り梁の荷重を 300 角杉の大径木で支える。 かつて地域を見守った寺社や教会のように大らかな園舎での生活が、 幼児期の記憶に残る体験となり、かつてのあぶくまの丘がまたこの地域 で再生することを願っている。

物件所在地

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