⾵景を切り撮る

ビルディングタイプ
別荘
7
329
日本 沖縄県

DATA

CREDIT

  • 撮影
    Hiroshi Tsunoda
  • 設計
    atelier SHIGUCHI inc.
  • 担当者
    松山 敏久
  • 施工
    有限会社 D.S.S
  • 設備設計
    株式会社 テーテンス事務所

⾃然の緑とのコントラストが⾵景を際⽴たせる 計画地は石垣島西海岸の新川地区。 ⾚⽡屋根を特徴とした沖縄に多くみられる住宅を、企業の保養所として使うことを⽬的としたリノベーション計画である。 ⽬前に海を眺められる⽴地ではあるが、 鬱蒼と防⾵林が聳え⽴つこともあり、 この緑が主役となることを念頭に設計を始めた。 元々は⼀般的な住宅ではあるものの、 広い内部空間をもつ建築と⼤きな敷地の特性を活かし、 20⼈を超える社員が集まれる交流の場となる内外ふたつの"溜まり場"を設けた。 溜まり場となるソファースペースは、それぞれ掘り込み型に計画することで⾃然への眺望を遮らないように配慮しつつ、囲まれたスペースはより強いコミュニケーションを作り出す役割を担うことを狙っている。 室内空間を、⾚⽡の琉球⾊に通ずる朱色でまとえることは、植物の緑と補⾊関係にあるカラーコントラストにより、外部の⾃然を引き⽴てる役割を持ち、 室内から望む⾵景はそれぞれの場所で切り撮られる。

物件所在地

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