酒と肴ててて

ご夫婦で居酒屋開業を目指して、物件を探すこと半年。 ここでと決まった居抜き物件は、荻窪で３３年営業されていた中華料理店の虎林さんの跡。 内見時、居抜きの造作には、当時物の化粧柱や、浮造りの板などの長年使い込まれた雰囲気ある古材がちらほら。 再び新しいお店でも、雰囲気造りに活用させて頂きました。 しかしながら、物件の老朽化と害獣被害なども深刻な状態。 これから１０年、２０年と営業されることを考え、人で言えば心臓や血管と言える部分、給排水・空調換気などインフラ整備も重点課題でした。 安心して使って頂きたいので、環境改善を検討しつつの解体は、結果的にスケルトン状態どころか、床掘り起こして、きれいに新設しました。 おかげで、厨房の床高さも抑えられ、カウンターのお客様との目線も、自然な位置関係に出来ました。 ずっと前から、ここにあったかのような、居心地の良いお店になっています。