




PROJECT MEMBER
富山駅前で長年お店を営んできた和食店の移転計画である。 移転先を探す段階から関わり、いくつもの候補の中、大手モールに面した場所となった。 大手モールの決め手はLRT(ライトレール)が走り、石畳の舗装に整備され、富山城を眺められるという富山らしい景観があり、周辺には国際会議場や市民プラザなど近代建築が建ち文化度の高いエリアであることであった。 無彩色の街並みにおいて、和食店の落ち着いた外観でありながら、インパクトを残す外観の要望があった。近代建築の街並みにおいてスケール感は周囲に合わせるため2面接道の角地を2面全面を覆う木格子とした。しかし、木格子の温かみがこの街並みにおいては異彩を放ちインパクトを残すと確信した。木格子は昼夜の営業時間帯や天候などによって一部を開閉可能な作りとして街に変化も与える。 インテリアは庭園の要素を取り入れたアプローチから、所々に茶室の要素を取り入れた。素材としても木をベースとして土壁、和紙などで落ち着いた雰囲気とした。 メインカウンターは料理人たちに向かって天井を勾配とすることで、料理人たちに目が行く作りとした。観劇するかのような程よい凛とする雰囲気の中、食事を楽しむ舞台である。
2

