氷見住宅プロジェクト

ビルディングタイプ
その他住宅

PROJECT MEMBER

DATA

CREDIT

  • 撮影
    daisuke shima

東側に道路を挟み日本海を望む敷地に建つ住宅兼オフィスの計画である。 解体前の建物は氷見によく見られる海沿いの町屋であった。敷地は長手約38メートル、短手約8メートルあり、計画道路として南側の隣地は解体され道路となっていたが、元々隣地が接していた面でもあり全面的に閉じた壁となっていた。 増築を重ねられた既存建物へは、町屋特有の中庭により光を取り入れるが、建物全体での動線の長さ、見通しの悪さと薄暗さが際立つ構成となっていた。 施主要望としては、外を通る自動車や歩行者の目線から建物内部が見えないようにプライバシーを重視することと、自然光を取り入れた明るい空間で5人家族が安心して暮らせること、海はそこにいつも通りあることを感じられる程度の関係とすることであった。 45×330の柱梁を1820mmピッチに入れる構造架構を採用したことにより、包まれた長い吹抜け空間を実現した。1階では家族団らんの場となるため、周りからの視線を気にしないよう全体的には閉じながらも、吹抜け上部から自然光で満たされた明るい空間とし、2階にあがるとオフィス、ライブラリースペース、個室群となり性格が変わるため、段々連窓により所々街の景観や日本海を切り取り、伸びやかに開かれた空間としている。自然光が全体に広がるよう階段の踏板蹴上板もスチールパンチングとした。 構造体はディスプレイ棚やベンチなどの機能も持ち、家族の暮らしに寄り添うものとなる。 周辺環境との関係を居場所によって調整する自然光で満たされた空間である。

2
2