KURA SUSHI 原宿

ビルディングタイプ
レストラン
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125
日本 東京都

DATA

CREDIT

  • 撮影
    太田拓実
  • 施工
    バウハウス丸栄
  • クライアント
    くら寿司株式会社
  • クリエイティブディレクター
    佐藤可士和
  • アートディレクター
    奥瀬義樹
  • 設計
    齊藤良博
  • ライティングデザイン
    On & Off

大手回転寿司チェーン「くら寿司」のグローバルブランディングの一環として、3つ目のグローバル旗艦店を若者文化中心の街、東京・原宿に出店した。新規顧客開拓戦略、物件選定、店舗企画から関わり、ブランドロゴ・インテリアデザイン・ユニフォーム、新商品企画までトータルにプロデュースを行った。世界で事業展開するブランドとして、日本が誇る食文化である寿司本来の魅力を、最も進化したかたちで世界に発信し、新たな食体験を提供することを目標とした。日本初のファーストフードとして江戸時代より屋台で楽しまれていた寿司。歌川広重の浮世絵「東都名所高輪廿六夜 待遊興之図」では、寿司・天ぷら・そば・甘味の屋台、たこの着ぐるみを着ている者、伊達男やお姫様の扮装をする者が闊歩する中、人々が大屋根の下で自由に食を楽しむという江戸の町人文化が描かれている。その江戸の街の賑わいは、正に現代の回転寿司のあるべき姿だと解釈し、これを「食 x エンターテイメント」というグローバル旗艦店のコンセプトとした。1店目の「くら寿司浅草ROX店」はその独創性の高いデザインが評価され、20年4月に施行した改正意匠法による意匠登録第1号に認定された。くら寿司原宿店では「日本の伝統的食文化×トウキョウ・ポップカルチャー」をコンセプトに中央に位置するクロームメッキのスイーツ屋台をシンボルとしてデザインした。SNSで拡散されることを前提に、DJブースのような佇まいで新商品の寿司クレープやスイーツを販売し、提灯ウォール、ロゴウォール、巨大浮世絵などと共に写真映えするシーンを数多く用意した。日本の伝統に親しみながら、この空間でしか味わえない食体験を提供することで、回転寿司の最新型を提示した。

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物件所在地

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