
PROJECT MEMBER
この施設は、サッカーJリーグ「鹿島アントラーズ」のチームドクターと理学療法士のノウハウを地域医療に還元する目的で設立されたクリニックのリハビリテーション部門の増床計画である。 計画着手にあたり、既存施設が手狭になったことに加えて、天井吊りのスリングエクササイズ「レッドコード」による治療を新たに採用し、一般市民の機能快復からトップアスリートのパフォーマンス向上までより幅広く対応可能な施設となることが求められた。 計画は、一般治療と外部から直接治療個室へアクセス可能な二つの動線設定と、患者様がストレス無く治療に専念出来ることを最優先に、諸機能を集中させたバックヤードと個室療法室をフレーミングし、その余白として自然光豊かで伸びやかなリハビリテーション空間を作り出している。 構成要素の、床.間仕切り.ファブリック.受付カウンターには、チームカラーのアントラーズレッド(深紅).亜麻色.ブラックを採用した。