




補足資料


PROJECT MEMBER
自邸事務所部屋の出窓のコーヒースポットへの改修。 所在地である名古屋市南区は、市内では区民の地元意識が比較的高い区だ。南区を拠点に活動するには、地元との関係性を構築する必要があると考え、事務所をひらく試みとして、道路に面した出窓に、自分たちでコーヒーを振る舞う場所「コーヒースポット」をつくることにした。コーヒースタンドではなく「コーヒースポット」と表現したのは、商売としては考えていないため、無料で提供しているからである。出窓と道路は高低差がありコーヒーの手渡しが不可能だったので、水道用銅管を使った、出窓からホルダーにコーヒーを差し込むと銅管が旋回し、道路側までコーヒーが降りていくアームを計画した。急速落下を防ぐカウンターウェイトとして、安価・加工性・窓ガラスに衝突しても問題ないことからスーパーボールを採用している。直径50mmの大型スーパーボールはひとつ50gで、3つでコーヒー1杯と同じ重さになる。 今回、建物側は出窓部分の外壁仕上げを少し変えた程度でほとんど手を加えていないが、道路と建築の間に、動く架構が設置されることで、出窓部分が町側に対して何か発信しているような、開かれた印象となった。2つの対象(今回は窓と町)同士の関係性を変えるための手段として、ハードな工事を行わなくても、副次的なものを付け加えるだけでも関係性を変えることは可能であると考え始めている。
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