




近年京都においてインバウンド需要の増大により数多くのホテルが建設されている。 そのようななかで、ゲストに特別な体験を提供すべく、様々な「京都」がホテルデザインとして表現されている。 本計画は、築100年余りの京町屋を1棟貸しのホテルへと改修する計画である。 100年という長い時間のなかで蓄積されてきた表情は決して模倣できるものではなく、この建物の個性を際立たせていた。 この場所に積み重なった時間を大事に、”京都らしさ”を表現するのではなく、古さを尊重した。 また新たに付加するものは既存の表情と色味・構成にコントラストをつけることで、その場所のもつ本質的な美しさを引き出しつつ、新しさを表現することを目指した。 また、その素材感や形状、照明の構成をコントロールすることにより、空間にリズムや艶感を生み出し、ホテルとしての色気を醸し出すことを意図した。
