
補足資料


PROJECT MEMBER
地域にとっての「家(ie)」となることを願う建築。 計画地はクライアントの住まいの真向かいとなる、元々両親が暮らしていた場所である。 この場所に現在の住まいの離れのようなセカンドハウスを計画する。 計画地の東側には自然豊かな緑道が存在する。 この緑道沿いにはクライアントがこれまで両親と共に育んできた庭の緑が広がっていた。 この2層の自然環境が現在の住まいと新たに計画する建築との間を緩やかに受け止められないかと考えた。 クライアントの将来的なアトリエとなるフレキシブルなギャラリー空間・友人を招待して楽しむ離れ・現在の住まい。 これら用途毎のハコが自然を受け止める器のような役割を果たし、広がっていく新たな自然環境を包み込む中庭を形成する。 計画地内の既存樹木は全て残し、新たに計画する建物はそれらを避けるように、またその景色を取り込むような方向を向けたL型の建物配置としている。 現在の住まいとセカンドハウスのどちらからも楽しめる自然環境。 全ての窓から自然の景色が覗けるセカンドハウスが完成した。
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