昭和後期に建設された木造住宅の改修。過剰に仕切られた間仕切りを撤去し、家族4人の現在の寝食スタイルに見合った住まい方を提案した。 家全体の通風と採光を期待して2階の床を一部減築し、大きな吹抜けを設けたが、既存の物入れを残したことで、吹抜けはいびつな形状となった。そこでいびつな壁面を太陽の運行に合わせたスムースな曲面とし、柔らかな光が差し込む吹抜けをつくっている。 曇りの日でも照明が不要なほどの光の壁となり、夜間には柔らかな光の壁となるクジラ形の採光装置が、この家の性格を特徴付けている。
- [data]
- 構造:
- 木造
- 工事種別:
- リノベーション
- 竣工:
- 2015-05
- 延べ床面積:
- 101.02㎡
- 所在地:
- GoogleMapで開く
- [credit]
- 設計:
- 現代設計株式会社
- 担当者:
- 村重盛紀
- 施工:
- 有限会社ジェイピー
- 撮影者:
- Joaquín Mosquera [idearch]
