パカーンコーヒースタンド(最小文化複合施設)

ビルディングタイプ
複合施設

補足資料

1階平面図
図面
2階平面図
図面

DATA

CREDIT

  • 撮影
    小林直博 / 西優紀美
  • 設計
    株式会社コプレイスアーキテクツ
  • 担当者
    小松剛之 / 戸井達弥
  • 施工
    株式会社BlackPepper
  • アートディレクション
    手書きサイン/KAZUSIGNS 綱島 一裕+看板製作/motti signs / 2階アトリエ手書きサイン:hibinodance create/くわはらえりこ

旧北国街道沿い(牟礼宿)に面して長く商店を営まれてきた方より場所と記憶を引き継ぎ、コーヒースタンドと町内外の人々が交差する新しい場所をつくるプロジェクト。 立地は、旧牟礼村と旧三水村の境界線(エッジ)である鳥居川に近い場所。かつて人・モノ・情報が行き交った宿場町の背景をもつこの場所が、人が集まるためのハブになり暮らしの拠り所になっていってほしいと想像しながら設計を担当した。 元宿場町で元タバコ屋の間口からコーヒーを提供する日常の風景からは、建築の役割を変えて時代に順応することの潔さがある。夕方には、左から小学生が帰宅し、右から中学生が帰宅していく。店長がそっと話しかけながら地域の見守りの機能を果たしているシーンにはグッとくる。今後、町内の空き家リノベーションの動きが活発化し公民連携の兆しが見え、まちにどのような化学変化が連鎖していくのか、研究と実践の両輪で取り組むため2階の小さな部屋を自身のアトリエとして設えた。今は建物全体が小さな複合施設として進化していく途中にある。

物件所在地

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