
PROJECT MEMBER
女性アーティストのアトリエ/ギャラリー 兼 将来的な「終の住処」として設計しました。 生まれ育った土地に戻り、創作活動の集大成の場をつくる、やがて終の住処となり、その地に根付いて継がれていく。という施主の思いを形にしました。しばらくは二拠点で製作活動の場とし、将来的に住まいと兼ねることを想定した住宅です。 「無地のキャンパスのように白が好き」というオーナーのご希望で、全体的に白を基調としています。 パブリック(ギャラリー&アトリエ)とブライベート(LDK)を高さの違うボリュームとしたことで、吹抜けと床の開口部が連続したり、隣り合う空間がゆるくつながり、気配の感じられる構成となっています。 「無地のキャンパスのように白が好き」というオーナーのご希望で、全体的に白を基調としました。 メインのギャラリースペースは、21畳ほど、吹抜けの大空間。上階のアトリエスペースと連続利用できるよう設けた階段が、空間のアクセントになっています。 道路とのバッファーとなるコートヤードは、オーナーが手がけるボタニカルアートを彷彿させるような有機的なデザインで半円形とし、木製のルーバーで外と内を緩やかにつないでいます。 ギャラリースペースの階段は、オーナーの手がけるボタニカルアートを彷彿させるような造形を、手すりで表現しました。 近所の方の憩いの場になればいいというオーナーのご要望から、玄関土間を広く設けて、リビングと一体利用できる形にしました。立ち寄った人が、靴を脱がずにちょっと腰掛けて、玄関先の立ち話も快適に。引戸の開け閉めによって、リビングをプライベートにもパブリックにも利用できる形で土間との連続性を高めています。