




補足資料

PROJECT MEMBER
《weave(ウィーヴ)》とは「織り重なり」「紡ぐ」といった意味を持つ言葉である。自然素材と環境性能、そして生活文化を重ね合わせた、「肌理(きめ)」のある空間を発想した。 夫婦と子供、5人家族のためのさいたま市の住宅である。これまで暮らしてきた地域でこれからも一日一日を営んでゆく。市街地にあってこの場所に固有の移ろいを見出せるような、日ごとに移りゆく質をもった住宅を目指した。 肌理とは、視覚・触覚に訴える要素の集積がつくる、光と陰影、手触りの連なりのことである。滑らかに光を受ける金属質の曲面天井、凹凸ある羽目板、幅60mmの木造梁、本棚に並ぶ書籍といった微細な質の集積が順々に現れ肌理として体験される。 壁仕上げに採用した羽目板『ヴィレ』は波をイメージした凹凸のある素材で、柔らかなエッジが光を受けて縦糸のようにきらめく。素材が丁寧に織り込まれ、しなやかに日常を紡ぐ住まいを体現する素材である。 革新的な技術や派手な造形に一辺倒に頼るのではなく、建築と日々の所作が丁寧に織り合わさり、日常をしなやかに紡ぐ住宅。自然と和する暮らしの美をすくい上げる。その精神性を《weave》という名に託した。
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