ore

ビルディングタイプ
美容
0
129
日本 京都府

PROJECT MEMBER

DATA

CREDIT

  • 設計
    馬上紘一建築設計事務所
  • 担当者
    京里(ore)、馬上紘一(馬上紘一建築設計事務所)
  • 施工
    ma plus design
  • 撮影
    山本康平

本プロジェクトは、京都・二条通りのヘアサロン「ore」の内装設計である。 サロンの名称「ore」は英語で「鉱石」を意味する。 そこにはクライアントの「ありのままでも美しく、形を変えても美しい」というヘアデザインに対する思いが込められており、このコンセプトを主軸とし、サロンのデザイン設計を固めていった。 まず部屋の中央に1.9m×1.7mの独立した壁を立て、鉱石のような荒い仕上げを施した。 この壁を立てることで、スタイリングスペースとシャンプースペースを分けながら、空間に奥行を持たせること、窓からの光を遮ることなく部屋の奥まで届けることが期待できる。 次に、側面の壁には漆喰を施した。 この漆喰には僅かに凹凸があり、光を受けると陰影を生み出しながら優しく空間を包み込む効果がある。 床には白榴石を混ぜたエポキシ樹脂を使用した。 スタイリングスペースでは、既存床を剥がした時に残った糊の跡を活かすため、透明度の高い濃度で躯体の上から流し込んだ。 それに対し、窓に面したシャンプースペースでは真っ白に調合したエポキシ樹脂を合わせた。そうすることで、窓からの自然光を強く拡散し、部屋の奥まで届けることができた。 最後に、2つの大理石の塊を点在させ、程よい緊張感や空間全体、ひいてはサロンのコンセプトに通ずるテーマ性を引き出した。 空間に散りばめられた些細な美しさを感じ取ってもらい、ゲストに新たな発見をもたらせたとすれば、 このサロンの本質に限りなく近い空間づくりが出来たのではないかと思う。

物件所在地