Guest House in Furano

ビルディングタイプ
ホテル
6
321
日本 北海道

PROJECT MEMBER

DATA

CREDIT

  • 撮影
    YKAA
  • 設計
    YKAA

北海道富良野市の北の峰スキー場近くに位置する小さなホテルプロジェクト。 富良野市は冬季のスキーが盛んであり、同時に夏季もラベンダー等で有名な地域であることから年々観光客が増加しており、 2024年では地価の上昇率が全国トップになるほど投資需要が高まっている地域だ。 敷地は雛壇上で、近景には樹木、中景としての都市や田園、そして遠景には富良野岳をはじめとする2000m級の標高を誇る十勝連峰が存在する。 敷地の特性から、上記の様々な景を地続きにするような関係を素直に作ろうと考えた。 そこで主要な室を2階に持ち上げ、寝室や収納室は1階にまとめる。 2階ボリュームを4周共片持ち梁とすることで、1階の各室に軒を作り出し、周辺環境との距離感を生む。 2階は広大な自然を享受する解放された空間とし、内部に居ながら各景と一体になるような感覚を生むように、窓辺空間や屋根勾配を調整した。 天井は方形屋根の勾配に応じながらも、壁とは縁を切るディティールとすることで軽く見せるように工夫した。 結果、内外共に軽やかでありながらも、どこか周辺環境からは自律した力強さを持つ様相を呈している。

物件所在地

6