
PROJECT MEMBER
GINZA FORESTは区画整理事業内にあります。 街が作り直され、建替えビルが現在進行形で並び続けています。 建築設計でのまち並みへの配慮は、単店から将来の街を「空想」するアプローチでした。 クライアントは、昭和の時代から向ヶ丘遊園で商売を営まれています。令和が始まる年に本計画はスタート。時代を振り返り、これからの時代に希望をつなぐタイミングです。 デザインの一義的なテーマは、「街とクライアントの歴史と未来を紡いでいく」と据えました。 地域に根をはった昭和~根を広げた平成~地域に育くまれたお店が、 令和になり大樹となる。コンセプト・モチーフとして選んだのは「大きな令和の樹木~多様性の森」です。 コンセプト・デザインは、末永く地域に在り続けるために、高耐久でメンテナンス負荷低減を図る素材を選定。FOREST=木材といった直接的な表現は、あえてしませんでした。 中でも、外観は高耐久の磁器質タイルで、カラーは完全オリジナル。ワンオフの窯焼き、モス・グリーン。ランダムに貼り分け、葉が活き活きとしげるさまをイメージしています。 地域に広く開放するため、施設エントランスには建具は設けませんでした。その為、共用部は半屋外。外観と同材タイルは、幹のようなカラーを採用。その他、各階のイメージカラーを訴求は、リシン塗材等、アースカラー・アーステクスチャの建材で整えています。