ステップラウンジのあるオフィス

ビルディングタイプ
オフィスインテリア
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106
日本 大阪府

PROJECT MEMBER

DATA

CREDIT

  • 撮影
    大崎真幸
  • 設計
    COLOHU
  • 施工
    藤本工務店

大阪市淀川区のオフィス移転に伴う内装計画である。これまでのオフィスは、執務に特化した空間構成だったため、自然なコミュニケーションが生まれにくい課題があった。そこで今回は、空間の中心に“ステップラウンジ”を設けることで、人が集まり自然に会話が生まれるような新しいオフィスのかたちを計画した。ラウンジは円の形によって居場所がつくられ、腰掛けやすい高さに設定することで、自然と人が寄りつきスタッフ同士のコミュニケーションが偶発的に生まれるようなデザインとしている。靴を脱いで過ごせる座敷のようなスペース、カジュアルな打ち合わせや立ち作業にも使えるカウンタースペースを組み込み、ワークスタイルに応じた多様な使い方ができるよう計画した。床仕上げは、極力コストを抑えるためにも既存のタイルカーペットを活かしつつ、一部を円形に切り替えることで空間にやわらかさとリズムを与えた。また天井にも対応するように円形の抜きや塗装のアクセントを加えることで、空間全体に統一感と遊び心をもたらしている。空間の中心に生まれたこの"ステップラウンジ"が、働く人々の関係性をやわらかくつなぎ直す新しいオフィスの核となることを目指した。

物件所在地

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