<CO-CHOU> 河口湖旅館温泉寺『ヴィラ胡蝶』

ビルディングタイプ
旅館

補足資料

CO-CHOU
図面

DATA

  • ビルディングタイプ
    旅館
  • 構造
    木造
  • 工事種別
    新築
  • 延べ床面積
    123.44㎡
  • 竣工
    2025-03

CREDIT

  • 撮影
    小林陽一
  • 設計
    CN-JAPAN/クリエイティブネットワーク
  • 担当者
    藤村正継
  • 施工
    DEGU

< CO-CHOU >  「河口湖旅館 温泉寺『ヴィラ胡蝶』」 ■デザインコンセプト 「胡蝶之夢」 荘子 昔者莊周夢に胡蝶と為る。栩栩然として胡蝶なり。 自ら喩しみて志に適へるかな。周たるを知らざるなり。 俄にして覚むれば、則ち蘧蘧然として周なり。 知らず、周の夢に胡蝶と為れるか、胡蝶の夢に周と為れるかを。 夢の中の自分が現実か、現実のほうが夢なのか。 その曖昧な空間に身を委ねる。 「旅館」とは、そういう空間ではないのか。 ■建築コンセプト 『 手仕事復権 』 日本は経済合理性を追求するあまり、何かを失った。 そのひとつが「手仕事」である。 人間には「感性」や「情緒」がある。デジタルで計算し尽せない宇宙を持っている。 「旅館」という空間のなかで、合理性を追求する必要があるのだろうか。 人間の持つ曖昧な部分に働きかける空間。 それこそが、明日への『希望や活力』を生み出すのではないだろうか。 「 手仕事 」 ・伝統庭師よる「一石の庭」 ・左官職人による「本漆喰」の外壁 ・“蝶と牡丹”オリジナルモチーフの「唐紙」を光壁とした寝室と六間半の長廊下 ・“蝶と牡丹”を「版木」として刻んだ和室建具 ・玄関に”蝶と牡丹”の「組子」 ・曲面に加工した「桧浴槽」 ・「墨和紙」貼りの壁面と天井 ・「国産“桧”無垢材」を多用(柱・梁・天井材・床材・建具・家具など) など、日本の伝統工芸師・伝統職人の手仕事による”木と土と紙と石”で出来た空間である。

物件所在地

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