瓦の家

ビルディングタイプ
戸建住宅
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380

補足資料

最終模型
模型写真

PROJECT MEMBER

DATA

CREDIT

  • 撮影
    稲森 予人
  • 設計
    KELUN

このプロジェクトは石川県のとある景観条例地域に指定された歴史ある場所にあります。 屋根は瓦、外壁は塗り系で落ち着いた色が推奨されていたので遵守し、プロジェクト名はストレートに「瓦の家」とした。 周辺環境は道路が狭く建物が密集している。 窮屈感を解決するため少しだけ広がりを感じる道路側(北側)に対し距離を取り、大開口と塀を設けた。 コンクリート塀は騒音と視線を遮りプライベートな外部空間を作り出すと共に光を拾う役割を持つ。 また、テイストの異なる玄関の防火戸や網入りアルミサッシ、インターフォンやポストといったものと縁を切る役割もある。 2mを超える塀は不燃で作る必要があったため打ちっぱなし仕上げとしている。 正面の表情は塀と瓦だけが見える情報量の少ない外観である。 一枚の塀がもたらす力はとても大きく、北向きに開くしかなかった家としてうまくいったのではないかと考えている。

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