
PROJECT MEMBER
.京都府宇治市にシェア型書店を作るプロジェクト 元々ガレージとして使われていた場所で、どう空間デザインをして行こうかと考えていたが、 まず、シェア型書店とはどういう所なのかを知る事から始まった。 オーナーから話を聞かせてもらい、箱主さんと呼ばれる方々が一つの箱を借り、自分の好きな本や、読んでもらいたい本などを箱に並べ、小さな本屋さんを営むお店という事を理解する。 箱1つ1つの大切さ、この場所で巻き起こるコミュニケーションの大事さを聞く事が出来て、デザインの方向性を導くヒントとなり、プランにおいては、オーナーの書いた配置図をあまり変えずに落とし込んでいく事とした。 デザインの方向性として、 目玉である本箱がその形である様に、箱(四角)の要素をバランスよく配置。ニッチ・覗き窓・ファサードのアクセントなどで、これらは街ゆく人や本屋へ来ている人へ、コミュニケーションを訴求する場所になればと考えている。 また心地よくという言葉から、 内部から空を感じられように、窓を出来るだけ大きくとったり、明るめの壁色で爽やかさを得つつ、テクスチャーがある事で影を感じ、落ち着きも得られる様にしている。ベンチには曲線を使い、箱(四角)で直線の多い空間に柔らかさを持たせた。また曲線になっている事で、座る人の向く方向が変化する事も、コミュニケーションUPに繋がる狙いがある。 本屋さんであり、本好きの方々のコミュニティースペースとなるこの場所で、 沢山の人が集まり、情報発信の場となる事を願っている。 人が持っている魅力、 場所が持ってる力を改めて感じさせてもらう現場となりました。