




補足資料

NUMAZU COFFEE LABは、静岡県沼津市にある自家焙煎のコーヒーショップである。3階建て鉄骨造ビルの大規模修繕を進めるなかで、まちとの接点となるグランドレベルをどのような場所とするかは、地域にとっても建物の運営にとっても重要なテーマであった。そこで、これまで「For now」プロジェクトに参加していた斉藤氏に声をかけ、この場所での出店が実現した。 店では、浅煎りを中心とした10〜15種類の特殊プロセスの豆を扱い、コーヒーとそれを用いた創作ドリンク、数種類のデザートを提供している。内装は、店名にある「LAB(実験室)」の名のとおり、実験的な要素と落ち着きを併せもつ空間を意図した。厨房側は白で統一し、機能性を重視した清潔な印象に。客席側は木毛セメント板による荒い質感を活かし、温かみのある居心地をつくっている。両者を分けるのはステンレスカウンターであり、素材の対比によって空間の二面性を際立たせている。 角地に建つ建物の特性を活かし、エントランスは多方向からの視線に応答する多角形の構成とした。焙煎機を外からも見える位置に設けることで、街路に向けて開かれたコーヒーラボとしての姿をかたちづくっている。
