




補足資料


DATA
- ビルディングタイプ
- 共同住宅・集合住宅・寮
- 構造
- 木造
- 工事種別
- 新築
- 延べ床面積
- 688.95㎡
- 竣工
- 2025-03
CREDIT
- 撮影
- 三宅伸幸
- 設計
- 株式会社西崎組一級建築士事務所
- 担当者
- 西崎暢仁
- 施工
- 株式会社西崎組
- 構造設計
- 住友林業アーキテクノ株式会社
- 設計協力
- 4FA / 住友林業
小豆島の景勝双子浦の側にあり住宅地の中の開かれた土地に建つ県教職員専用の共同住宅である。 本計画は事業コンペであり、30年の定借地の土地に香川県本土から小豆島に赴任してくる教職員の家賃収入を一つの審査基準として2023年9月に公告され、同年12月に当社が獲得した。2025年3月には入居開始が決まっているため、正味の設計期間は半年で確認申請まで交付しなければならないタイトなスケジュールであった。 全戸数のわりに、潤沢な広さの敷地であったが、三角形に広がる不整形な敷地であった。 家賃収入を少しでも安くするため、工事費を最小限にすることが勝つ戦略の一つであった。三角の敷地の一番広く確保できる位置に、均一なスパンでリニアなボリュームを配することで外壁面積を小さくすることでコスト削減に寄与している。接道から一番奥にひけをとることで、南西向きの採光と死角を作らない安心な眺望を確保することもできる。コンペ時の提案では在来軸組工法での採用を考えていたが、コンペ当選後は2階床と屋根に薄型CLTを採用することで、工期短縮を大幅に図ることが出来た。また、薄型CLTの特徴として垂木を用いず跳ね出し1500mmを可能とし、シャープな水平ラインを強調させた。また、軒はCLT現しとして内外から木質を感じることもできる。 各住戸には広い土間空間を確保し、下足で活動できるスペースを設けた。小豆島で3年赴任する教師が小豆島での釣りやサイクリングなど良き思い出作りのためのスペースとして活用し、いつかこの島に戻ってきてほしいという想いで設計を行った。 在来軸組工法とCLTの融合は、離島での資材不足、職人不足などのあらゆる課題を解決し、他建築におけるプロトタイプとして可能性の高い計画に期待が出来るプロジェクトであった。
