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海沿いの別荘地が人気を集める一方で、南房総の山側には豊かな自然に囲まれた魅力的な土地が数多く残されている。 本計画は、周囲を緑に包まれた静かな環境を生かし、自然と共に暮らす別荘を目指した。 敷地南側には南房総特有のマテバシイの巨木が佇み、その先には山並みと空へ視線が抜ける。 この借景を取り込むことで隣家との距離感を保ち、穏やかなプライバシーを確保している。 細長い敷地形状を生かし、手前を駐車場とアプローチ、奥に建物を配置することで、外部から切り離された落ち着きある住環境を実現した。 室内の中心には庭へとつながる土間空間を設け、薪ストーブを囲んで人や愛犬・愛猫が自然と集う居場所として計画。 高い天井は夏は涼しさを、冬は暖気を室内へ導き、環境装置としても機能する。 奥へ進むにつれて床レベルを緩やかに上げることで、空間に奥行きと落ち着きを与え、家族が思い思いの時間を過ごしながら、自然とつながる暮らしを実現している。
