




補足資料

鮮やかな花を咲かせる中南米原産のランタナの名前を冠したレストランの計画です。京王八王子駅から徒歩1分のテナントビル内の居抜き店舗を、イタリアンレストランへと改修しました。 既存の天井と壁は活用しつつ、床やカウンターを新たに造り直すことで、レストランにふさわしい空間へと刷新しています。 客席の椅子が置かれる範囲の床は、メンテナンスしやすいようにモルタル調のタイルを採用しました。一方、その周囲をランタナの花の色をイメージさせる鮮やかなピンク色の絨毯で囲み、ゴールドの見切材を用いることで華やかさを演出しました。 台形を歪ませたような不整形な区間平面の中央に、いずれの辺とも平行にならないようにカウンターを配置しました。9席分のテーブルとキッチンの作業台を兼ねた幅5m×奥行き1.1mの天板は、窓際やキッチンの通路幅員の確保をしやすくするために、あえて長方形を変形させた平面四辺形を用いています。また、各席にはカトラリーを入れるための引き出しを設けています。 カウンターの天板が持つわずかな歪みは、周囲の不整形な空間に埋もれてしまい、意識して見なければほとんど気にならないと思います。ただ、そのわずかな歪みを用いて特異点のようなものを創り出すことで、一般的にレストランのデザインに求められる意匠性や機能性、快適性だけではない新たな価値観を見出せないかと考えています。
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