マテリアルベース BOiTE

ビルディングタイプ
その他オフィス・企業施設
12
1,383
日本 大阪府

DATA

CREDIT

  • 撮影
    岡田和幸
  • 設計
    M8 design studio
  • 担当者
    松尾政人
  • 施工
    コムウト 
  • 展示什器設計・製作
    プラモ家具 / 泉拓郎
  • 照明計画
    パナソニック株式会社

大阪の本町に誕生した「マテリアルベースBOiTE」(運営:ケイミュー株式会社)は建築家やデザイナーなどプロユーザー向けのショールーム兼オルタナティブスペース。 フランス語で「箱」を意味する「BOiTE」は、使い方次第で色々な「場」に変貌する。 普段は建材展示の「場」として、空間として体感できる商談スペースや大判のサンプルを原寸で確認できる展示エリアを含むオープンスペースとして活用される。 建材のバリエーションを見る従来型のショールームとしてではなく、建材を空間として体感できる場を目指した。スケルトンの躯体現しなどの建築的な素材感の力強さに呼応するように、窯業系セメント板の素材特性を活かしたSOLIDOを、素材そのものの美しさとして魅せる展示を心がけた。また床、壁、造作の仕上げとして実験的な素材使いや納まりの検討を行った。 余談ではあるが、SOLIDOの開発当初に大阪の建材展示会で初めて展示を見た時に感じたある種の潔さを表現した。(L型壁面にSOLIDOだけを張り込んでライティングした、素材感を活かしたシンプルで力強い空間展示だったと記憶している) またLGSを建て込んだ壁面は可変的な個別対応の展示壁面として、顧客や商談ごとに展示サンプルを変化させる事が出来る様な計画としている。 調光・調色対応の照明で様々なシーンを想定した検証が行える展示スペースとして、またプロユーザー向けに工法や納まりなどの個別検討の提案や、特注品のモックアップ展示、構想段階の素材の展示などにも柔軟に対応出来るようにしている。 展示会やイベント、懇親会などでも気軽に使えるように、仕上げ過ぎない、作り込み過ぎない余白を残した「箱」として計画した。 本プロジェクトでは物件探しの段階からお声がけ頂き、不動産会社とチームを組んで物件探しを行った。奈良の技術開発工場でのモックアップ展示のイメージを市内に持ち込み、倉庫の一画を改装したような展示イメージを物件選定から一緒に動けたことで実現することが出来たと思う。 過去の展示会(カタログの無いものづくり展 x ART GOES ON)で企画した、國久真有氏によるSOLIDOをキャンバスとしたアートワークも共創のシンボルとして展示している。自身としても「箱」を作って終わりではなく、共創して「場」を作っていけるような関係性でありたいと思う。 今後も様々な建築家やデザイナー、他社メーカーをも巻き込み、いろんな「場」として活用されていくことを期待している。

物件所在地

12