山田耳鼻咽喉科医院+つばたまち薬局 2つで最小のまちをつくる

ビルディングタイプ
医療施設
10
175
日本 石川県

PROJECT MEMBER

DATA

CREDIT

  • 撮影
    迎 崇
  • 設計
    kyma
  • 担当者
    山本純平
  • 施工
    みづほ工業
  • 構造設計
    フロム構造計画

高齢化する地方都市に求められる補聴器診療に特化した医院と、同時に開業する薬局の計画。 地域医療に対して明確な目標を持ち、並走できるメンバーを集めるところから場所づくりを進める姿勢に共感し、建物も医院単体ではなく、まわりの環境やかかわり方を含めた全体の関係を意識して計画を進めた。 医院と薬局はそれぞれ独立しながらも、木造の勾配屋根や金属の縦ハゼの陰影、杉板の素材のイメージが互いに関係しあう。敷地は真西の大通りに面することから、建物を南北に開くことで中庭を共有し、全体として豊かなまちを構成することを目指した。 中庭を介してそれぞれの待合の雰囲気を感じられる距離感としたことで、患者さんが薬局の混み具合をうかがったり、お互いに業務を連携することにも寄与している。 診察室は専門の機器や画面が並び、診察や機器のメンテナンスが容易なレイアウトや配線を検討しつつ、ラワンの壁や南面の大開口によって明るく温かいイメージとなるように配慮している。 薬局は受付・待合、調剤室、投薬テーブルと求められる機能がシンプルなことから、整形のプランとして、単純な形態のみで外観から内部までの全体の雰囲気を決定することを考えて宝形屋根とした。 登り梁は四周の梁と小部屋によって完全に閉じた形状とすることで力学的にも単純な圧縮材となり、頂部は非常にシンプルに納まっている。こうして屋根を支える梁がそのまま内装になり、おおらかな居場所をつくっている。 中庭の風景や大きな気積に包まれたイメージによって、待ち時間を少しでも穏やかに過ごせる場所になればと思う。

物件所在地

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