IOI BOUTIQUE

ビルディングタイプ
アパレル・雑貨

補足資料

Site Plan
図面
First Floor Plan
図面
Second Floor Plan
図面
Sections
図面
Sections
図面
Exploded Axonometric Drawing
模型写真

DATA

CREDIT

  • 撮影
    Wen Studio
  • 設計
    JIANGJEI建築設計事務所
  • 担当者
    JIANGJIE
  • 施工
    UHJOH
  • 構造設計
    UHJOH

IOI ブティックは杭州亜奥万象天地街区に位置し、道路に面して展開する 2 階建ての商業空間で、二面が街路インターフェースを有する。オーナーはここを「美術館の雰囲気」を備えたライフスタイルセレクトショップに打造成したいと考えている。空間は高密度陳列を目標とするのではなく、節度あるレイアウトと余白の留出を保ち、展示コンテンツに応じて絶えず調整・再構成・更新される、常に活性化される容器のような存在とすることを旨とする。 この前提のもと、設計側は装飾的な表現でスタイルを塑造する試みを避け、敷地の開放性・可変性・空間体験を起点として、小売・運営機能を満たしつつ、大スパン空間の通透感を保持し、使用者により探求心をかき立てるショッピング体験を提供する手法を検討した。 これにより、空間の核心課題が明確化された。機能が複雑な商業空間において、必要な使用ニーズを満たしつつ、敷地の一体性と開放感を犠牲にしないにはどうすればよいか? 設計戦略としては、実体の間仕切りで空間を細切れにするのではなく、精密な機能プランニングと構造的構築を通じて、通透感を維持しながら、動線と視線の変化を誘導することを採用した。 機能空間を巧みに設計することで、連続的な大規模公共エリアが解放される。展示陳列システムと家具は移動・再構成可能なモジュール式とし、異なる段階や展示コンテンツが導入された場合でも、空間が常に開放的な状態を保てるようにした。これにより、ショッピングは線形的に完了する行為ではなく、異なる尺度・異なる方向で展開される探求プロセスへと昇華した。 構築物としての階段:垂直動線の再定義 敷地中央にはオープンフォールディング式の浮遊階段を設置し、1 階と 2 階をつなぐ核心的構築物とした。この階段は単に上下通行機能を担うだけでなく、建築体量として空間に介入し、場所の組織中枢となる。 階段は中庭を囲んで配置され、回字状のショッピング動線を形成し、最小限の体量で、明確かつ非密閉的な空間秩序を切り分けている。本プロジェクトにおいて、垂直動線は受動的な交通施設ではなく、空間体験の構造軸線として再定義されたのである。 階段沿いには複数の浮遊プラットフォームを設け、人々は異なる高さで停留し、周囲を眺望し、後ろを振り返ることができ、多角的な空間視野を得ることができる。これにより、「眺望」が移動の一部となり、動線の展開そのものが空間ナラティブを生成する。階段は機能部材であり、空間の背景であり、さらには場全体の視覚的核心でもある。 街区に開かれたカフェ:インターフェースの再構築 街角の L 字部位において、元々密閉されていた一部のガラスカーテンウォールを開放し、一辺 3m の立方体ボックスを設置するとともに、街道側へ 50cm 張り出させることで、カフェスペースを室内から街区へと延伸させた。 この明確な幾何学的体量は装飾的要素ではなく、インターフェース戦略としての意義を持つ。それにより、カフェは室内と都市日常をつなぐ媒介空間となり、セレクトショップが密閉された消費場所ではなく、街区ライフの一部へと昇格させたのである。 カフェカウンターは室内と室外の両方に対応し、まるで街角に設けられた「ステージ」のように、自然に「見る・見られる」焦点となる。道路に面して設置した嵩上げ古柚木地板により屋外エリアを画定し、非公式な停留・交流の場を形成した。人々はここで休憩し、出会い、会話をすることで、室内と室外、公式と非公式の境界線を曖昧化させている。 カフェはコーヒー提供に留まらず、厳選されたフードとドリンクをも提供することで、付属的な機能ではなく、日常的かつ持続的に利用されるシーンとしての価値を付与した。 探求としてのショッピング:動線・視線・尺度 階段、カフェ、機能ボリュームが相互に作用することで、空間は一連の連続的かつ非対称的な動線と視角関係に組織化される。異なる尺度の空間が移動中に交互に出現することで、ショッピングプロセスは明確な消費行為ではなく、まるで建築空間の中を探求するような体験へと変貌した。 ここにおいて、空間はコンテンツを主導しようと試みるのではなく、コンテンツに構造的なサポートを提供する存在である。ここは小売空間であり、同時に展覧やイベントが開催される場所であり、絶えず再構成され、持続的に展開される開放的フィールドなのである。

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